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口腔ケア (口腔内環境と全身の関係)

お口の健康は、全身の健康状態に
大きな影響を与えていることをご存じですか?

  • 口は食物を取り入れる場所なので、健康に生きる上で大きな役割を持っています。歯や歯ぐきの状態が悪いと食べられるものが限られますし、消化不良を起こすこともあります。また、咬み合わせがズレていると、身体の歪みや血行不良・睡眠障害などを起こすとも言われていますから、口腔内環境は全身の健康に直結しています。

  • 口腔ケアは免疫力アップにもつながり、
    健康な身体に直結します

    免疫力と口腔内の関係

    歯周病はお口の中だけの問題と思っていませんか?
    歯周病とは免疫力と、とても関係がある病気です。歯周病の疾患がある方は、免疫力が低下する可能性があり、また免疫力が低下すると歯周病のリスクが高くなると言われています。免疫力が下がり始めると口腔内の細菌が活発になって歯周病やむし歯の症状が進みやすくなります。
    ですので、そうならないためにも毎日のホームケアが大切です。口腔内を清潔に保つことで免疫力アップに繋げ、歯周病やむし歯にならないように予防していきましょう。
    当院では、患者様一人ひとりの口腔内の状態に合わせた予防方法をしっかりお伝えしています。

口腔ケアは新型コロナウイルスにも関係します

新型コロナウイルス

2020年12月現在、新型コロナウイルス感染症は大きな懸念事項となっています。
新型であるためにまだまだ分からないことも多く、今後の展開もはっきり明言できる人はいません。
新型コロナウイルスを防ぐことができると明言はできませんが、実はお口の中をケアすることは、インフルエンザウイルスに感染するリスクを下げることがわかっています。

そもそも口腔内のケアを続けることにマイナスはありません。その上新型コロナウイルス感染の予防になるかもしれないと考えれば、毎日のセルフケアのモチベーションも上がるのではないのでしょうか。

もう一つ、口腔内ケアとウイルスについてわかっていることがあります。それは、歯周病が悪化しているほど歯周ポケットが深くなって、口腔内に細菌が繁殖しやすくなり、ウイルスに感染しやすい状況を作るということです。仮にこの話が新型コロナウイルスには当てはまらないとしても、インフルエンザへの感染や発病を防ぐことは自分自身にも家族や社会にもプラスになりますから、今こそ口腔内をケアする意識を高めていきましょう。

当院は感染防止策を徹底して、皆様の健康向上の一助になれればと願っています。

身体に影響を及ぼす可能性

  • 歯周病がもたらす身体への影響

    歯周病菌は血管に侵入して血液とともに全身を巡り、脳や心臓・肺や子宮などに重篤な疾患を起こす場合があります。リスクは歯周病が悪化するほど高いことが分かっています。場合によっては生命にかかわることもありますから、大きな疾患を起こしてしまう前に、歯周病の治療に取り掛かりましょう。

    • 心臓疾患

      歯周病菌が血管内に侵入すると、動脈硬化を起こす原因になる物質が発生して血管が詰まる可能性が高まります。また、血栓を作るので心筋梗塞や動脈硬化の要因にもなります。さらに、心臓内で炎症を起こして細菌性心内膜炎のリスクも高めます。

    • 糖尿病

      糖尿病と歯周病の関連性は深く、歯周病により歯ぐきの中で作り出される炎症性物質は、血液を介して身体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくし、糖尿病を悪化させる可能性があります。
      また、糖尿病は免疫を低下させる傾向が強いため、さらなる歯周病の悪化を招くという『悪循環』が引き起こされやすいです。

    • 脳梗塞

      歯周病菌は血管の中で血栓を作る作用を持っているので、脳内で血管が詰まって脳卒中や脳梗塞を起こす原因にもなります。ちなみに歯周病に罹患している場合は、脳梗塞を発症する可能性がありますので注意が必要です。

    • 誤嚥性肺炎

      誤嚥性肺炎は歯周病菌が食べ物と一緒に唾液に混ざって肺に侵入することで起こります。歯周病は中高年になるほど重症化しているケースが多いですが、高齢になるほど誤嚥性肺炎のリスクも高まります。

  • 細菌感染がもたらす身体への影響

    口は食べ物の入り口として重要な機能を持っていますが、細菌やウイルスが侵入しやすい場所でもあります。お口の中の環境が悪化して細菌が多い状態になると、脳や心臓などに重篤な疾患を起こす可能性がありますので、お口の中はできるだけきれいに保ちましょう。

  • 咬み合わせ・歯並びがもたらす身体への影響

    咬み合わせのバランスが崩れていると、顎から首、さらには背骨から骨盤にまで歪みが生じることで頭痛や肩こり、腰痛や内臓疾患につながることがあります。また、食いしばりが強い人や歯ぎしりのクセがある人も同様です。 さらに、噛む力が横方向に強くかかるケースでは、歯周組織を損傷しやすく、歯がグラグラしてくる原因にもなります。
    寝ているうちに歯ぎしりをする人も少なくありませんが、その場合は就寝時に「ナイトガード」という器具を利用することで、歯や歯周組織のダメージを防ぐことができます。また、咬み合わせを調整することで頭痛が軽減したり、欠損がある方が入れ歯を入れることで咬めるようになり体を動かしやすくなったというお声をいただいたこともあります。咬み合わせや歯ぎしり、食いしばりで悩んでいる人は、まずは当院にご相談ください。

  • 不良補綴物がもたらす身体への影響

    詰め物や被せ物・ブリッジなどの歯に装着して機能を保つための技工物は「補綴物(ほてつぶつ)」と呼ばれています。
    補綴物はしっかりと歯にフィットすることで、噛む機能などを助けます。しかし、すき間が発生したり噛み合わせに不具合が生じていたりすると、年月とともに食べ物などが詰まりやすくなったり、お口の中の環境悪化の原因になったりします。
    補綴物の周辺に食べ物のカスが詰まると口臭の原因にもなりますし、健康を損ねる要因にもなります。補綴物は年数がたつと劣化してくるものでもありますから、何らかの不具合を起こしていれば早めに取り換えましょう。
    当院にご相談いただければ、保険診療の範囲だけでなく、セラミックなどを用いる自費診療のメニューも扱っていますので、患者様の多様なご希望に沿うことができます。