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歯の寿命のお話
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
とは言っても、もうお正月気分も抜け、すでに学校やお仕事といった日常生活に戻っておられることでしょうね。
今年も沢山食べて、元気いっぱいこの一年を健康に過ごしていきましょう!
さて、お正月といえば「おせち料理」ですね。
皆さんのご家庭でも「おせち料理」は召し上がりましたか?
おせち料理に使われる食材には、それぞれに「おめでたい意味」や、
「縁起をかついだ長寿の願い」などが込められているようです。
昔から多くの人々が健康に長生きできるように願っていたことがよく分かりますね。
そんな「身体の寿命」と同じように、歯にも「歯の寿命」があると言えます。
虫歯や歯周病によって、自然に抜けてしまったり、あるいはやむを得ず抜かなくてはならないケースです。
生涯、快適に食事を楽しみ、豊かな人生を過ごしていただけますように、
今回は「歯の寿命」を伸ばす方法について考えてみたいと思います。
歯の寿命を延ばすには
1.定期的に歯科検診とクリーニングに行きましょう
自分自身ではしっかり磨けているつもりでも、気が付いたら歯周病が進行していたり、虫歯が出来てしまうことも考えられます。
前歯の裏側や奥歯のつけ根などはきちんと磨けていますか?
磨き残しがある状態が続くことで、プラークや唾液に含まれる成分によって歯石が出来てしまいます。
プラークの段階であればご自分でも除去は可能かと思いますが、歯石になってしまうとなかなかご自宅では難しくなります。
歯科医師や歯科衛生士の指導のもと、セルフケアやプロフェッショナルクリーニングを受けて歯や歯周を綺麗に保ちましょう。
お口にとっても、早期発見・早期治療が大切です!
2.かみ合わせを治しましょう
噛み合わせが悪いことによって、一部分の歯に過度な力がかかります。
そうすると、どうしても歯に強い衝撃を与えることになり、歯の破折や歯周病の悪化など最終的に歯の寿命を縮めてしまいます。
嚙み合わせの治療は、歯の寿命を延ばすだけでなく、顎関節症や更には肩こり腰痛といった全身の不調の予防にもつながります。
3.生活習慣を改善しましょう
偏った食生活を改善することで、歯の寿命を延ばせます。
糖分や酸性の強い食べ物ばかり食べていると、歯の表面を守っているエナメル質が溶けやすくなってしまいます。
甘いものや酸性の強いもの(炭酸水や柑橘類、酢の物など)を偏って食べるのは極力控え、
バランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。
また、お菓子やドリンクなどをダラダラ取り続けるのも良くありません。
食べる時は食べる、食べたらリセットする(歯磨きやうがい)、そのメリハリが大切です。
更に、タバコのヤニは歯周病の原因になるものですので、タバコを吸う方であれば禁煙することで歯の寿命を延ばすことができます。
豊かな人生は「健康な口元」から
日本人の平均寿命は、男女ともに80歳を超えるようになり、
これからも延び続けることが予想されています。
せっかく寿命が延びても、その時間を豊かに過ごせなくてはもったいないと思いませんか?
「身体の寿命」と「歯の寿命」の時間差をなるべく少なくして、快適な人生を全うするためにも、
お口の健康を保つことが重要になってきます。
それには歯の喪失の原因である「むし歯」や「歯周病」などの予防、そして早期発見・早期治療が必要不可欠です。
特に歯周病は、別名「沈黙の病」と呼ばれるほど、初期には自覚症状の乏しい病気です。
気づいた頃には重症化していることも少なくありません。
そのためにも定期検診は欠かさずに、何か気になることがあればすぐ歯医者さんに相談するようにしましょう。
皆さんがニコニコ笑顔で、今年もいい一年を過ごされますように!!